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皆さんはimoutoidというアーティストを知っているだろうか?
今回はそんな「imoutoid」さんについて書いていきたいと思う。
imoutoidを知った経緯
最近TwitterのTLにシェアされた記事でこんなものがあった。
18歳の若さでこの世を去った天才アーティスト、imoutoidが遺したもの - 音楽ナタリー https://t.co/l0tIHSri8y https://t.co/EtIDEiJxMN
— はてなブックマーク::Hotentry (@hatebu) April 23, 2019
天才というフレーズが気になる。。。
最近は 『天才』 や 『神』 というフレーズがよく使われすぎていて、正直ホントかなと思った。
若い人はそれだけで持てはやされたりするからね。
なんでもimoutoidさんは18歳という若さで亡くなられたようだった。若くして死んだりすると伝説になっちゃうっていうのもあるしね。
ただその記事を読んでみると、個人的に結構好きなtofubeatsと同じ時代を過ごしたアーティストらしい。それから、tofubeatsの楽曲の中でも好きな曲「朝が来るまで終わる事の無いダンスを」はimoutoidの死をテーマに作られたらしい。
インターネットはいかにぼく(と音楽)を救ったか? – tofubeats寄稿(アーカイヴ記事)https://t.co/7Q4UIL5Ejs
— WIRED.jp (@wired_jp) January 2, 2019
tofubeatsと同じ時代、同じようなイベントに出て、なお 『天才』 と言われるのが気になった。
imoutoidの楽曲を聞いてみた。
とりあえずYouTubeで『imoutoid』で検索すれば何か出てくるだろうと思って聞いたのがこの曲。
滅茶苦茶シンプルで聞き馴染みが良かった。
元ネタのアニメ?ゲーム?についても知らないし、もちろん原曲についても知らなかった。
それなのにいいなぁと思える曲になっているのが素直に凄いと感じた。特に途中で入る(サビ後?)のシンセサイザーのフレーズがシンプルだった曲に爽やかさと複雑さを加えている感じで心地よかった。
たぶん一個一個の音にこだわってるから、ある程度シンプルっぽく聞こえてもずっと聞いてられるんだろうな。
元ネタはアニメ・ゲームのD.C. 〜ダ・カーポ〜で、原曲はダ・カーポ~第2ボタンの誓い~。
最初に出てくる声はゲームから引っ張っているらしい。
元ネタを聞くと最初のちゃ~ん♪ってとこは一緒だけど印象がかなり違いますね。まぁリミックスだから当たり前かもですが。
上の情報はimoutoidさんのウェブサイトがあって、そこで知りました。現在はimoutoidさんのお父さんが管理しているようです。他にも色々書いてあったので載せておきます。
僕は音楽素人なので、テクニック的な凄さは分からないけど、とにかく若いのに色々考えて作ってるんだなと思った。ブログを読んでると分かるいい意味での「自己満足感」がいいですね。自分がやりたくて作ってる感じがアーティストだと思うし、その辺が曲にも表れていると思う。
自己満足こそがアートだと思う。
次に聞いたのはこの曲。
この曲はピアノのフレーズが気持ちいいまま、メロディラインである歌にすっと入っていって最後まで美しい。
歌が入ってからはベースの音が良いですね。
こちらの元ネタは同人サークルのAVSSというところが2008年のコミックマーケットで出した同人音楽CDの『iの数式』という曲みたいです。楽曲を歌っているのは留桜良姫さんという方。ニコニコ動画に原曲もありました。
imoutoidさんのリミックスも公式に同じCDからでています。
最初の曲と同じでこの曲に関してもimoutoidさんの曲に対する考えがウェブサイトに載ってます。
imoutoidについて思ったこと
私の天才と呼ばれる人のイメージは、アーティストだと結構分かりにくい人が多いと思っていたんだけど、imoutoidはそんなことないと思った。
たぶんあまり音楽詳しくない人でも聞き馴染みが良い。
それは複雑にしないで一個一個の音を大事にして作ってるからだと感じた。
それから本人のウェブサイトのコメントを読んでみると、楽曲に対するストイックさを感じた。18歳以下でそれだけ自分の感情や考えを音楽に落とし込んで、こだわっているのは本当に音楽が好きなんだろうね。
楽曲にも出てると思う。
あんまりトラックメイカー的な人たちを聞かないけど純粋に良いなと思ったし (現に今もiの数式Remixを繰り返し聞いてる)、生きてたらtofubeatsみたいに大きな舞台に立ってたんだろうなとは思った。
知る機会をくれた記事と記事を書いてくれたimdkmさんに感謝したい。