AIとは何か?人工知能のわかりやすい定義と簡単な分類

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目次

このページではAIとは何なのか、基本的な分類等について紹介していきます。

TL;DR

  • AIは人工知能の略
  • 人工知能とは「人が作った学習して判断する能力」のこと
  • 用途によって「特化型AI」と「汎用型AI」に分けられる
  • 能力によって「弱いAI」と「強いAI」に分けられる
  • 今使われているAIは、「特化型」+「弱い」AI

はじめに: AIとは何か?

AIとは、Artificial Intelligence (日本語: 人工知能)の略です。

「人工知能」という言葉は、昔からよく使われている言葉ですが、実は明確な定義が存在しません。

例えば、下記の表[1]は「日本の研究者によるAIの定義」を一覧にしたものですが、皆さん別々の言葉で説明しています。
Image from Gyazo
日本の研究者による人工知能(AI)の定義 (脚注1より引用)

しかし「人工知能」という言葉は、「人工」という単語と「知能」という単語を合わせた言葉であるので、ひとまず二つの言葉の意味から簡単に定義してみましょう。

人工とは

まずは人工とはなんなのか考えて見ましょう。

〘名〙 自然物に人間の力が加えられること。また、人間がつくりだすこと。人のしわざ。

精選版 日本国語大辞典

分かりやすく言えば、人工とは、

人が作ること

と捉えることができます。

知能とは

知能も「人工知能」と同様に明確な定義がありませんが、アメリカ心理学会では下記のように定義しているようです。

知能とは、学習する能力、学習によって獲得された知識および技能を新しい場面で利用する能力であり、また、獲得された知識を選択的適応すること

アメリカ心理学会[2]

わかりやすく言えば、知能とは、

学習して判断する能力

と言えます。

人工知能とは

定義された二つの言葉を合わせると、人工知能とは

人が作った「学習して判断する能力」

と言えます。

例えばサルなどの動物は学習して物事を判断する能力を持っていますが、人によって作られていません。一方で機械は人によって作られたモノですので、人間のように学習して判断できる機械であればAI(人工知能)と呼べるでしょう。

AIの分類: 種類と応用例

AIにはいくつか分類がありますが、用途による分類と、能力による分類があります。

用途による分類

AIの種類を用途別に分けると、「特化型AI」と「汎用型AI」に分類されます。

  • 特化型AI: 音声認識システムや画像認識システムなど、特定の分野で高い性能を発揮するAIを指します。このようなAIは、狭い範囲での操作が可能であり、人間のような精神を持たないプログラムによる問題解決を指します。
  • 汎用型AI: 人間の知能と同等以上の性能を持つAIを指します。このようなAIは、人間が直接操作できるようなものであり、真の意味で知能を獲得していると言えます。しかし、現在までに実現されていません。

能力による分類

AIの種類は、「弱いAI」と「強いAI」に分類されます。

  • 「弱いAI」は人間のような精神を持たないプログラムによる問題解決を指し、現在の普及しているAIはすべてこのカテゴリーに属します。
  • 「強いAI」は人間のような知能を有し、自律的に問題を解決するAIを指します。強いAIは現在までに実現されていません。

AIの応用例

あくまで「特化型」であり「弱い」AIではありますが、AIはすでにいくつかの分野で応用されています。

AIの応用例としては、次のようなものが挙げられます。

  1. 画像認識:写真や画像から、人や物を識別する技術
  2. 音声認識:音声から文字や文章を抽出する技術
  3. 自動運転:車やロボットによる自律走行技術
  4. チャットボット:会話を受け付け、自然な対話を行う技術
  5. 人工知能(AI)支援医療:診断や治療の支援を行う技術

これらの応用例は、さまざまな分野で用いられ、日常生活の質の向上やビジネスの効率化に貢献しています。

参考文献

脚注
  1. Monstarlab DXブログ「 AI(人工知能)とは何か? 言葉の意味や定義から機械学習・ディープラーニングまでわかりやすく簡単に解説」, < https://monstar-lab.com/dx/technology/about-ai/ > 2022年12月15日アクセス ↩︎

  2. 心理学用語の学習「心理学用語集: 知能検査(概要)」, <https://psychologist.x0.com/terms/441.html> 2022年12月15日アクセス ↩︎