WSL2のメモリ不足を.wsconfigで解消して軽くする設定方法

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WSL2(Windows Subsystem for Linux 2)を利用して、タスクマネージャを確認するとwslがかなりメモリを使っていることがわかります。

.wslconfigファイルを使用してメモリ量を固定することで、この問題を緩和できることがわかったので備忘録を残します。

.wslconfigによるメモリ量の最適化

WSL2でメモリ不足に直面している場合、メモリ量を手動で設定することが可能です。そのためには、ユーザーのホームディレクトリ直下に.wslconfigファイルを作成し、特定の設定を記入する必要があります。

.wslconfigファイルの作成

ユーザーのホームディレクトリ(例:C:\Users\あなたのユーザー名)に、.wslconfigという名前のファイルを新しく作成します。

直接エクスプローラーからフォルダに移動してもOKですし、下記コマンドでも実行できます。

PowerShell
New-Item ~/.wslconfig

.wslconfigファイルの設定を記入

作成した.wslconfigファイルをテキストエディタで開き、以下の内容を記入します。

.wslconfig
[wsl2]
memory=4GB

この例では、WSL2が使用できるメモリ量を4GBに制限しています。自分のシステムに合わせて、この値は変更可能です(例:8GB2GBなど)。

ちなみにデフォルトでは、利用しているWindowsの合計メモリの50%となっています(下記リンク先の表参照)。

WSL2の再起動

設定を適用するためには、WSL2を再起動する必要があります。これを行う最も簡単な方法は、WindowsのコマンドプロンプトまたはPowerShellを開き、以下のコマンドを実行することです。

PowerShell
wsl --shutdown

次回WSL2を起動する際には、新しいメモリ設定が適用されます。

参考