powerlevel10kでvenvの起動(activation)を表示する

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Powerlevel10kは、Zshのための非常に人気のあるプロンプトテーマです。

今回は、PythonのvenvとPyenvと一緒に表示させる方法について解説します。

PythonのvenvをPowerlevel10kで表示させる方法

Python開発において、仮想環境(venv)は非常に重要です。

それぞれのプロジェクトに適したパッケージのバージョンを管理するためには、仮想環境の使用が不可欠です。

Powerlevel10kを使用している場合、仮想環境名をプロンプトに表示させることで、現在作業している環境を常に意識することができます。

.p10k.zshの編集

まずは、Powerlevel10kの設定ファイル.p10k.zshを編集する必要があります。このファイルは、通常ユーザーのホームディレクトリ、つまり~/.p10k.zshに配置されています。ファイルを開くためには、好きなテキストエディタを使用します。例として、nano ~/.p10k.zshvim ~/.p10k.zshのコマンドが挙げられます。

設定の変更

ファイルを開いたら、約1000行目付近にある以下の設定を探します。

# POWERLEVEL9K_VIRTUALENV_SHOW_WITH_PYENV=false

この行は、Pythonの仮想環境をPyenvと一緒に表示させるかどうかを制御する設定です。デフォルトではfalseになっており、これをtrueに変更することで、仮想環境名がプロンプトに表示されるようになります。設定を変更するには、行の先頭にある#を削除してコメントアウトを解除し、falsetrueに書き換えます。

POWERLEVEL9K_VIRTUALENV_SHOW_WITH_PYENV=true

設定の反映

設定を変更した後は、変更を反映させるためにZshのセッションを再起動するか、.zshrcファイルを再読み込みする必要があります。これには、source ~/.zshrcコマンドを実行します。

これで、Pythonの仮想環境名がPyenvと一緒にプロンプトに表示されるようになります。